昨日来たクライアント様とのパーソナルトレーニング。
9年来のお付き合いの彼女は、1年ぶりに2回目のセッションに来てくれました。
彼女は自分に自信がないのが悩み、とのこと。
いろいろヒアリングしていきながら、自分には足りないことだらけ。
それをなんとか外から埋めなければ、と焦っているように感じました。
答えは全て、自分の中にある。
なぜなら、人は存在そのものが完璧だから。
その視点から、外に向き過ぎる意識を内側に戻すため、
痛みを感じるワークからスタートしました。
脚のむくみが強かったので、ふくらはぎをマッサージしたら本人的には激痛でもがいていましたが、
ここで、痛みを感じる自分を観察するワークをしてもらうと、
不思議と痛いけどそれを冷静に受け入れられる自分を感じることが出来ました。
人は、表面的に起こる自分にとって痛いことに、どうしても反射で反応してしまいます。
本当は大して痛くないけど、それ以上の痛みを感じないように、手前で騒いで回避してしまう。
でも、じっくり冷静に観察すれば、それは大した痛みではなく、
むしろ味わってしまえば心地良さにまでつながっていく。
そのことをからだで理解した彼女は、そこから様々なことに気付いていきました。
以下が彼女からの感想です。
ありがとう。
とりあえず悩むフリをするのを辞めます 笑
私、意外と悩みない!お金がないぐらい!
でもそれも解決できることだし、家族仲もいいし彼氏とも仲いいし、友達もいるし仕事もある。
いっぱい「ある」のにそれを見ないふりして「ない!ない!」って言ってたら桃井かおりにはなれないよね。
そして満ち足りてることを認めてないから満月が辛いんだな〜。
シンプルになるよう一歩離れて自分の感情を見たいと思います。
うーん、素晴らしい。
たったひとつのワークから、実は自分は既に満たされている、
ということに気付けた彼女はこうも言っていました。
美輪さんの言葉でね、幸せ不幸せは、「あるか」「ないか」ではなくその人が「感じるか」「感じないか」という基準で存在したり、しなかったりするのです。って言葉があって、
前は「もちろんそうだよなー」って思ってたんだけどそれは上っ面の理解だけであって、
今日初めてきちんと「その通りです」って言える気がする。
気づかせてくれたちさに感謝です(>_<)」
自分の中に水が「ない」という欠乏感を外から満たすことを求め続けると、
喉の渇きは一時的には潤っても、またすぐに喉が渇いてしまう。
それは果てしない、終わりなき旅。
でも、内側から湧き水のように、水は満ちてくるものだということに気付くと、
それはずっと満ち続けていけるものなのだ、ということがわかります。
自分の中に、豊かに溢れる水の存在に気付いた彼女のこれからが、私も楽しみで仕方ない。
つまづくことがあってもいい。
また内側の水が感じられない時が来てもいい。
その度に、同じ所に戻ってくればそれだけでいい。
そうしたらまた、前に歩き出せる。
そんな人間の強さや逞しさを見せてもらったようで、私も満たされました。
来てくれてありがとう!