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【メンタルトレーナーへの道②】少年よ、大志を抱け

メンタルトレーナーの授業において、夢と目標の話があった。

 

夢というのは、いつまでに、という期限がなく、無責任なものでいい。

つまり、際限なく、あれやこれやと妄想すればいい。

夢を語るというのはとても大事なことだ。

なぜなら、叶うか叶わないかは別として、夢を語ることには、

「自分がどんな生き方をしたいか」

その質が含まれているからだ。

 

例えば、ブロードウェイの舞台に立って、たくさんの人を楽しませたい。

という夢は、その人が、人を楽しませるような人生を歩みたい、という生き方の質が見えてくる。

 

お医者さんになって、たくさんの命を救いたい、という夢は、

自分の技術で人を助けたい、という生き方の質が見えてくる。

 

オリンピックで金メダルを取って、たくさんの人に感動を与えたい、という夢は、

自分が頑張ることで、たくさんの人を勇気づけたい、という生き方の質が見えてくる。

 

大人になって現実を知れば知るほど、ついつい夢を現実的に捉えてしまい、

「それは現実的ではない」

という理由で、夢見ることすらやめてしまう。

自分の夢も、人の夢も、同じように、「いや、それは無理なんじゃない」と

否定することから始めてしまう。

 

授業の中で先生が教えてくださった、

「夢を語ることは、自分がどんな風にこの人生を歩んでいきたいか、

その質を語ることだ」

という言葉は、私の心にとても響いた。

 

例えその夢が、夢で終わってしまうことがあったとしても、

目指す生き方の「質」は、きっと残るはずだから。

 

目標は、夢を形にするための具体的なステップだ。

いつまでに、何を、どのようにする。

これを明確にすることで、夢への階段を昇っていく。

この時点で、夢を修正せざるを得ないことがあったとしても、

その生きたい生き方の質は継承される。

そこがブレなければ、人生はきっと豊かなものになる。

 

私は、大学生の頃、ダンサーになりたかった。

でも、精神的な弱さを自覚していた自分は向いてないとその時点では、就職を選んだ。

私がダンサーになりたかったのは、踊っている姿を見て、楽しんでもらいたかったから。

人を楽しませたい。人に何かを感じてもらえる自分になりたい。

人間として成長したい。そういう生き方の質があった。

だからこそ、あの時プロのダンサーという道は選べなかったけど

ダンスを伝えるということ含め、いろいろな仕事を通じて、この生き方の質への探求は今も色あせていない。

もちろん悩みは日々尽きない。壁にもたくさんぶつかる。

でも、そんな自分の生き方は、とても気に入っている。

そして、心は今でもダンサーだと思っている。
(いろいろなことを経て、ようやくそう言えるようになったのだけど。)

日々、心とからだで、「伝える」ことをし続けているのは、

夢の中にこの生き方の質を見ていたからこそ、確固たるものとして自分の中に継承されているからだ。

 

夢を見て欲しい。

壮大な夢を。

そしてその中から、

自分が生きたい「生き方の質」を見つけて欲しい。

 

子供達と関わる中で、強く願う。

少年よ、大志を抱け。

 

shoune
photo : Takako MORI

 

 

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