Chi-Labo

【自分を大切にしながら、人を大切にするとはどういうことかを知る】

今回は2月のハワイ島で体験した、

NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)について書きます。

 

長年、人との関係において悩んでいることがありました。

それは、「自分を大切にしながら、人を大切にするとはどういうことだろうか」

ということでした。

 

からだを通じて何かを伝えることを生業としている私は、

からだを媒体としたコミュニケーション(人に触れることで感じる、感じてもらう、

一緒に動くことで感じる、感じてもらうなど)には慣れていて、

からだの感覚を通じて安心感を感じてもらったり、

自分も相手に委ねたり、ということには抵抗がないのですが、

からだを使わず言語のみのコミュニケーションになった場合、

少し難しく考えすぎるところがありました。

 

私の言語的コミュニケーションの癖として、

例えば意見の相違があった場合も、理解してもらうことに時間をかけるなら、

自分が我慢することで物事を円滑に進めようとしてしまったり、

自分の主張を言うよりは、

相手の主張に合わせて動くことで少しでも摩擦を避けてぶつからないようにしていきたいと思ってしまうところがありました。

 

自分の思いを大事に行動していきたいと思う反面、

それが相手にとって迷惑に映るようであれば、相手の意思を尊重する。

それで相手が喜んでくれるなら、それでいいではないか、と思う反面、

ないがしろにした自分の思いはどこかでくすぶっていく。

 

これではいけない、と、今まで抑え込んでいた思いを相手にぶるけると、

そんな片鱗を見せてこなかった私が急に爆発するから相手はびっくりして、

「それならもっと早く言ってくれればよかったのに」という話になったりする。

でも、当の本人はどこでどうやって自分の思いを言えば良かったのか皆目見当がつかない。

 

そんな感じで、自分を大切にしながらも、相手も大切に出来る関係とは、

どうやって築いていけばいいものか、を悩み続けていた私は、

今年の2月に行ったハワイ島リトリートで呼吸の案内人、松永真美さんによって、

NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション) という考え方に出会いました。

バイオレンスは暴力という意味ですが、

肉体的暴力というよりは、自分のことも相手のことも傷つけずにコミュニケーションを取る方法を学ぶという感じでしょうか。

これを知って、私は今までどれだけ自分をないがしろにしてきたか、

そして、相手のことを尊重しているようで尊重してこれなかったかに気付くことができました。

 

NVCでは、「どんなことにもその奥には美しいニーズがある」と考えます。

例えば、何かうまくいかないことがあって、怒っている人がいる。

表面的に見れば怒っているけど、でも、その奥にはその人が満たしたい思いが満たされなかったから怒るという行動が表面に現れただけだったりする。

その人の思い(ニーズ)はただ話を聞いて欲しかったということだけだということがわかれば、じっくり話を聞いてみる

すると、その人のニーズは満たされやがて怒りは消えていく。

 

例えば、友達と遊びに行くとする。

私がどうしても見たい映画があり、しかし友人は映画よりも買い物がしたかったとする。

私は映画が見たいニーズを叶えられれば一人で見ることに苦痛はなく、

友人も買い物は一人の方が見たいものがみれていいという。

それであれば、何時に改めて集合して、映画の感想やショッピングで掘り出しもがあったかなどを後ほどシェアしよう、となる。お互いのニーズを出し合い、お互いをそのニーズを大切に出来れば、コミュニケーションはうまくいく。

 

そんなことを講義やワークで体感を通じて理解していくうちに、

相手の行動の奥にある美しいニーズを正しくキャッチ出来たり、

相手に自分のニーズをきちんと伝えることさえ出来れば、

自分も相手も大切にすることが出来るということを学びました。

 

そこから、自分を変に抑えることもなく、相手の感情に過剰に振り回されることなく、

冷静に、かつあたたかく、人との関係が築けるようになりました。

 

そうすると、不思議と自分が自分を大切にしている感覚が満ちて来て、

馬車馬のように仕事してしまう癖がどうしても抜けなかった自分の生活スタイルに変化が訪れ、

自分を満たすことを何よりも優先出来るようになってきました。

 

そして、そうやって自分が満たされていくと、

周りの人のニーズにも素直に心を傾けることができ、

穏やかに、朗らかな関係を築くことにつながっていきました。

 

自分をないがしろにしてでも、周囲の意思を尊重しなければならないと思い込んでいた私は、

こんなに自分のニーズを大事にしても、

それが最終的に相手を大事にすることにつながるとうことを実感することが出来て本当に良かったと思っています。

 

そして、人とのコミュニケーションが心の底から楽になりました。

 

みなさまにも、「自分を大切にしながら、人を大切にする」コミュニケーション。

ぜひ知ってもらえたら嬉しいなと思います。

 

NVCのWS情報はこちらでご欄になれます。

NVC JAPAN
http://nvc-japan.net/

 

そして、呼吸の案内人、松永真美さん Officail siteはこちら。
http://www.nowhereme.net/

 

松永真美さん プロフィール

東京外国語大学卒業後、出版社に勤務。料理雑誌の編集者時代にマクロビオティックやヨガ、瞑想に出会い、これらの学びと実践をスタート。さらにベジタリアン・ヴィーガン料理、自然療法、アロマテラピー、アーユルヴェーダなどホリスティックに心身を調えるメソッドについて多角的に学習、実践。ヴェーディックな心身の調え方を軸にし、アーユルヴェーダの考え方を日本の食文化に落とし込んだ生活スタイルに行き着く。2012年、大学時代に感染して以来続けてきた西洋医学によるHIVの治療をストップし、東洋医学でのケアに切り替える。現在は日々の食事と日本のハーブ、瞑想、呼吸法でHIVとともに生きる心身のケアを行っている。自分をケアすることに向き合ってきた経験を生かし、現在は瞑想指導やそれぞれに合うセルフケア、ライフスタイルの指導を行っている。
※NVC JAPAN HPより抜粋

 

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